ゴルファーなら知っておきたいのが、ゴルフの起源です。
でも、意外と知らない人もいるのではないでしょうか。
今回は、ゴルフの起源について分かりやすく解説します。
ゴルフをより楽しむために、ぜひ覚えておいてください。
ゴルフの起源は複数あるって本当?発祥の国は日本!?
ゴルフの起源には有力な説がいくつか存在して、定説はありません。
まず初めに代表的な説を3つほど紹介します。
スコットランド(イギリス)発祥説では、羊飼いたちの間で流行した
木の枝を使って小石を転がす遊びから来ています。
羊飼いの一人が、いつものように木の枝で小石を打っていたら、
たまたま近くのウサギ小屋に小石が入りました。
それから羊飼いは仲間たちを呼んで、木の枝でウサギ小屋を狙い、
小石を入れるという遊びをするようになりました。
羊飼いたちが木の枝を使って遊んでいたという証拠がないので、
現在も本当かどうかは定かではありません。
次に紹介する説はオランダ発祥説。
オランダ発祥説では、14世紀頃にオランダで流行した
「コルペン」と呼ばれるゲームから来ています。
コルペンという遊びは、今のゴルフと同じようなルールです。
長い棒を使ってボールを打ち、より少ない打数でポールに
ぶつけた方が勝ちというものです。
コルペンという遊びが、オランダからスコットランド(イギリス)に
伝わり広まったものと考えられています。
最後に紹介するのはフランス発祥説です。
12世紀頃のフランスでは、「クロス」と呼ばれる遊びが流行っていました。
鉤型の棒でボールを打ち、より少ない打数で穴に入れた方が勝ちというもの。
このクロスという遊びは、様々な文献で出てくるので信憑性は高いです。
他にも中国や古代ローマ帝国時代の発祥説など、ゴルフの起源は謎だらけです。
そしてなんと日本にもゴルフの発祥説があるのです。
奈良時代の日本では、一部の貴族たちの間で打毬(たぎゅう)という、
今のゴルフと同じルールの遊びが流行っていました。
どれが本当の説なのか分からないのが残念ですね。
ゴルフが日本に来たのはいつ?ゴルフを伝えたのはイギリス人!?
ゴルフが日本に来たのは1901年頃です。
イギリス人男性のアーサー=ヘスケス=グルームという人が、
兵庫県にある別荘に小さなコースを作ったのが始まりです。
ですが、この頃の日本ではゴルフをする人はほとんどいなく、
知名度も無いに等しい感じでした。
日本でゴルフに人気が出たきっかけは、1957年に開催された
ゴルフの大会であるカナダカップです。
もう一つのきっかけとして、日本の高度経済成長期があります。
ゴルフ場の建設や民間向けのトーナメント開催、好景気と同時に
ゴルフに対する注目度はどんどんと上がっていきました。
しかし次第にゴルフ人口は高齢化が進んでいます。
小さい子供や若い人でも、ゴルフをする人はもちろんいるのですが、
野球やサッカーなどと比べると人気は落ちてしまいます。
また最近はコースには出ないで、一人で打ちっぱなしで
ゴルフをする人が増えてきています。
ゴルフ本来の楽しみ方、駆け引きや仲間たちとのコミュニケーションを
もっと色々な世代の人たちに味わってもらいたいです。
2020年に東京オリンピック開催を控え、ゴルフの注目度は
今まで以上に熱いものとなってきています。
ゴルフは東京オリンピックの競技種目の一つなので、
小さい子供や若い人たちがテレビで試合を観る機会も増えます。
ゴルフ人口が増えていくことを願いたいですね。
まとめ
ゴルフの起源には定説がないので、どれが本当なのかは分かりません。
でも、長さのある棒や枝などを振って狙った的に入れるという
原始的なルールは同じです。昔の人も、「より少ない打数で入れる」
という点において競い合っていたのは興味深いですね。
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